おさらがわらった

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絵本おさらがわらったについて

文字のない絵本のたのしみ

文字のない絵本ですので、読まれる方の思い思いのことばで、大切なお子様へ読んで差し上げて下さい。文字のない絵本の良さとは、限りなくその物語性も全てが、自由であるということです。どうぞ、果てしない想像のかなたまで、豊かな感性の世界に、お子様を連れて行って差し上げてください。小さなお兄ちゃん、お姉ちゃんのいらっしゃるご家庭では、彼らの独創性が育まれる良い機会でもあることでしょう。
実はこの絵本は、一番うしろのページからも読むことが出来ます。例えばこんなふうに・・。
最後のページを開いて、「あれ?おさらがわらっているよ!楽しそうだね!どうしてわらっているのかな?」
次に、母子のページをめくり「わかった!ママがお口をアーンしてくれたからだね!」
次のおさらと食べ物たちが、泣いているページでは「あれあれ、こんどはおさらが泣いているよ。えんどうまめも、ブロッコリーも、アスパラガスも・・・・・、み〜んな泣いてる。どうしてかなあ。」
そして次のイヤイヤのページでは、「わかった!イヤイヤしているからだ。きっと食べなかったから、おさらもみんな泣いちゃったんだね。」
次は緑のページを開いて、「何を食べなかったからかなあ。」と尋ねてみます。
次の子供が食べているページでは、「あれ、こんどはいただきま〜す。パク!おいしそうに食べているよ。何を食べているのかな?」
次に、白のページを開いて「何だと思う?」とやはり尋ねてみます。
黄色と赤のページも、同じようにしていきます。そして最後に表紙を見せて、「ほら、またおさらがわらってる!よかったね。ぜ〜んぶ、たべたからだね。ごちそうさまでした!おしまい。」
と、こんな感じですが、いかがでしょうか。
私の場合、息子が赤ちゃんの頃は最初のページから、私のことばで“話し聞かせ”をしていました。そして、1歳を過ぎ、自分で食べたいという意思が働き始めた頃から、うしろのページから読むということを、時折行いました。最初のページから、お話しをして聞かせるスタイルとは違って、最後のページから読む方法は、むしろ対話的で、子供に尋ねながらページをめくるという方法を取りました。息子は、最初のページからの読み方で、何度もこの絵本に親しんでいましたので、それぞれの食べ物の位置、名前をいつの間にか、全ておぼえていました。ですから、最後のページから読んだ時は、彼にとってとても新鮮で、同じ絵本からまた違った面白さを、得られた様に思います。いずれにしても、これは私の読み方としての一例です。その方法、仕方には何も決まりはありません。
冒頭にも書きましたが、どうぞ思い思いのことばで、思い思いのストーリーを作って頂きたいと思います。この絵本のストーリーはお母さんの心の中にあるのです。それぞれのご家庭での“おさらがわらった”が、あります。お子様が一番喜ばれるストーリーで是非読んで差し上げて下さい。